秋田県 -Akitaken-




 厳しい子弟教育制度に支えられた鉱業地帯のイメージが強い秋田県ですが、それも遥か昔、戦前の頃の話です。今では鉱山は枯渇し、鉱業は衰退しています。そして、産業を失った秋田県民は、厳しい風土気候も相まって人心の荒廃が進み危機的な状況へと陥っています。県独自の教育制度「なまはげ」もその本質を失い、今では野蛮で退廃的な悪習でしかありません。


   【県民性】

 秋田県人の県民性を語る上で欠かせないのが「なまはげ」と呼ばれる食人習慣です。これは秋田県独自の子弟教育制度であり、子供たちを立派な鉱夫に育て上げることを目的に行われるものです。


(上:なまはげ)

 秋田県では、小・中・高校の教師が「なまはげ」となり、鬼の面を被り、手に包丁を持った恐ろしい姿で授業を行います。また、その授業内容も極めてスパルタなものであり、生徒の人格を否定するような物言いや、容赦のない体罰などが行われ、子供たちは理不尽な叱責に耐えながら過ごします。そのような扱いに子供たちが嘆いたり、泣き言を言ったりすれば、なまはげは彼らをひっとらえ、囲炉裏であぶり生皮を剥いで食べてしまうのです(これを「きりたんぽ」と言います ※1)。

 秋田県の少年少女は、なまはげから理不尽に叱られ、親友が食べられていく極度のストレスに晒されながら、それでも涙を堪えて少年時代を耐え忍びます。この「なまはげ」教育により、どのような過酷な労働であっても泣き言を漏らさず働ける屈強な鉱夫が生まれ、彼らが秋田県の鉱業を支えてきたのです。そのため、「なまはげ」従事者は人肉食という恐ろしい風習を持ちながらも、県財政を支える基盤としてある種の神聖視を受けてきました。なまはげは県内の子弟教育を司るエリート層であり、政治的・宗教的指導者層でもあったのです。

 これが、厳しいながらも平和であった頃の秋田の状況です。しかし、戦後になり、鉱山が枯渇することで秋田県の状況は一変します。主要産業であった鉱業の衰退により外貨獲得手段を失った秋田県は慢性的な食糧難へと陥ったのです。もともと、秋田とは「悪田」の意味であり、この痩せた土地では農作物は一切実りません。食料の輸入が行えなくなった秋田ではなまはげ従事者による子供の捕食が過熱し、今では県内に子供はほとんど残っておらず、少子高齢化が大きな問題となっています。

 なまはげ教育により屈強な肉体と精神を手に入れた成人男性も、産業が失われた今ではその力を揮うこともできず、やさぐれて酒浸りの日々を送っています。なまはげはしばしば家庭訪問と称して家までやってきますが、父親は子供をなまはげから守ることもせず、なまはげと一緒に酒を飲む始末です。学校でなまはげに怯えきっている子供たちは家にまで現れたなまはげを大層怖れますが、やはり泣くことは許されません。親の目の前であっても、泣けばなまはげに食べられてしまうからです。


(上:秋田県人は酒浸りです)

 鉱業が衰退し、もはや「なまはげ」教育に本来の意義はなくなっていますが、秋田県人たちは歴史ある教育制度を捨てることもできず、野蛮な悪習をそのままに放置し続けています。なまはげ教育による過度なストレスに耐え切りながらもそれを活かす機会は与えられず、毎日を酒に溺れ、経済的・食料的逼迫に喘ぐ県人たちは常時絶望感に囚われており、秋田県の自殺率の高さは他県に類を見ないものとなっています。

※1 「きりたんぽ」とは別に、子供を切り株に押し付け、斧の背でミンチにして生で喰らう「だまこもち」という食べ方もあります。


  【名物】


 秋田県の女性は秋田美人と呼ばれ、全国三大美人に数えられる程です。どのような要因から「秋田美人」が生まれるのか未だ解明されていませんが、一年を通してほとんど日光の差すことのない秋田の風土が色白の女性を育み、また、なまはげ教育により心に傷を負った女性たちの姿が儚げで美しく見えるのではないかと考えられています。

(上:色白で儚げな秋田美人)

 なお、なまはげには公共の場での成人女性への性的行為が許されていると言われます。私たち都民から見ればセクハラ行為ですが、秋田県人の感覚で言えば獅子舞に噛まれたようなもので縁起の良いことだそうです。秋田県人にとってなまはげはエリート階級であり、そのような貴人に触れられることは名誉なことだからだそうです。しかし、子供時代のなまはげへの恐怖体験が、彼女たちの心に絶対的な服従心を刷り込んでいることも否定できません。


  【グルメ】

 農作物が一切育たない秋田県での唯一の食料源が「はたはた」という魚でした。しかし、このはたはたは秋田県人の乱獲によりとうの昔に絶滅しています。現在の秋田県人たちは秋田県当局の情報操作により、「はたはたは絶滅していない」と信じきっています。はたはたは彼らに残された唯一の産業であり、彼らの最後の希望だからです。

 ですが、秋田県当局としても、遥か昔に絶滅したはたはたに関する正しい知識があるわけではありません。そのため、当局は彼らにとって都合の良いはたはた情報を流しており、秋田県人たちははたはたを、「空中を時速300キロ以上で飛び回る透明な魚」と認識しています。彼らいわく、はたはたは空中を高速で飛行するため肉眼では確認できず、テレビカメラの映像をスロー再生することで稀に確認できるものだそうです。

 なお、都民が「そんな魚がいるわけないだろ、目を覚ませ」と言うと、彼らは、「じゃあ、しょっつるをどう説明するべさ。しょっつるがはたはたの存在証明だべ」と言い張ります。しょっつるとは、はたはたを発酵させて作ったとされる一種の魚醤のことですが、彼らが自慢気に見せるボトルには「ナンプラー」とラベリングされています。


(上:彼らの言うはたはた)


(上:彼らの言うしょっつる)


 また、ババヘラと呼ばれる露天商も秋田の名物です。これは、秋田の女性が道端で雪をアイスと言い張って販売しているものです。一切の産業を失い外貨獲得手段のなくなった秋田県民の苦肉の策ですが、秋田を訪れた都民観光客が憐れみからこれを購入することは珍しくありません。しかし、彼女たちの稼いだせっかくの外貨も、家に帰れば夫に奪われ酒代へと消えてしまうのです。


  【イベント】

 秋田県で有名なイベントといえば、横手市で開かれている「かまくら祭り」です。豪雪地帯である秋田では積雪による家屋崩壊は日常茶飯事ですが、家を失った人々は金も職もないために住処を再建することはできません。そういった人たちが苦肉の策として雪を家代わりに利用したのが「かまくら」です。

 横手市は家を失ったかまくら生活者たちが集う場所です。子供たちは家を再建する資金を得るために、観光客を見つけると、「はいってたんせ」と自分たちのかまくらへと案内し、「おがんでたんせ」と水神への賽銭を促します。観光客はもちろんそれが賽銭などではなく、彼らへの寄付であることは知っていますが、彼らを哀れんで寄付金を置いていくのが普通です。しかし、かまくらの中では彼らの父親が酒浸りで横たわっており、私たちの寄付金もやはり彼の酒代へと消えてしまいます。



  【注意点】

 因習と経済的困窮により人心が荒廃した秋田県ですが、その攻撃性が外へと発揮されていないことは不幸中の幸いです。秋田県は比較的安全に観光が楽しめる観光スポットと言えるでしょう。ただし、現地のなまはげは「子供は食べて良いもの」と認識しているため子連れでの観光は危険です。注意して下さい。また、20歳以上の成人であっても、見た目が幼い人などは警戒すべきでしょう。それでも泣きさえしなければ危険な目に遭うことはまずありません。

 他に気をつけるべき点は積雪による旅館の倒壊です。通常の建築基準法に則った建築物では秋田の豪雪にはとても耐えられません。何らかの補強対策がなされている宿を選びましょう。宿を取るときは、食事や温泉の有無などよりも宿自体の強度を基準に選んでください。

 なお、私たち都民にはにわかに信じ難いことですが、野蛮な悪習としか思えない「なまはげ」教育は、他県の一部において優れた教育システムであると評価されており、他県教員が秋田まで「なまはげ」を学びに行くことがあるそうです。これに対し秋田県当局では「なまはげ検定」という資格取得試験を設けており、これが秋田県の新たな外貨獲得手段となっているようです。現在、東京都では「なまはげ」従事者、ならびに、「なまはげ」の資格を持つ他県民の入都を制限しており、また、「なまはげ」資格を取得した都民は殺人および死体損壊で起訴されるため、秋田観光の際はなまはげに関わらぬよう注意して下さい。


(上:入都制限を受けたなまはげの集団)


【観光難易度 ★☆☆☆☆

PR:しょっつる




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